標準化学療法後rituximab維持療法は、低悪性度リンパ腫のPFSを改善

e0156318_8403894.jpg薬剤性間質性肺炎の患者さんを数人
受け持っている。ステロイドパルスが
効かないことがしばしばあり、難渋する。
リツキサン使ったおばあさんがIPに
なっているので、タイムリーだと思った。

Maintenance Rituximab After Cyclophosphamide, Vincristine, and Prednisone Prolongs Progression-Free Survival in Advanced Indolent Lymphoma: Results of the Randomized Phase III ECOG1496 Study.
J Clin Oncol 2009 Mar 2


背景:
 標準化学療法後のrituximab維持療法(MR)が、
 進行期低悪性度リンパ腫患者の無増悪生存(PFS)を改善するかどうかを検討。

方法:
 Cyclophosphamide、vincristine、 prednisone (CVP)による化学療法
 後に有効または安定疾患となったステージIII-IVの低悪性度リンパ腫患者を、
 最初の腫瘍量、CVP後の残存病変、組織学所見で層別化し、観察(OBS)
 または6ヵ月毎の4週間、週1回MR 375 mg/m(2)投与に無作為に割りつけ、
 2年間追跡した。一次エンドポイントはPFS。

結果:
 CVP治療を受けた311例(濾胞性リンパ腫患者282例)が、OBS (n=158)
 またはMR (n=153)に無作為に割りつけられた。
 MRでは22%で改善がみられたのに対し、OBS では7%だった(P=0.00006)。
 ランダム化から3年後のPFSは、全例のMRでは68% 、OBSでは33%
 (HR=0.4; P<<0.0001)、濾胞性リンパ腫患者のMRでは64% 、OBSでは33%
 (HR = 0.4; P=0.0000000092)だった。以上よりMRの有益性が示された。
 3年時のOS、MRでは92%、OBSでは86%(HR=0.6; P=0.05) であり、
 濾胞性リンパ腫患者のOS は、MRでは91%、OBSでは86%
 (HR=0.6; P=0.08)であった。
e0156318_8451030.jpg

結論:
 未治療低悪性度リンパ腫における最初の第III相試験(E1496試験)では、
 化学療法後のMRはPFSを有意に延長すると結論された。

by otowelt | 2009-04-12 08:38 | 肺癌・その他腫瘍

<< 低用量プレドニゾロンによるGV... 咳喘息 >>