低用量プレドニゾロンによるGVHD治療は予後良好


e0156318_2247966.jpgGVHDで肺水腫になった患者さんがいたので。
血液内科と呼吸器内科とICU医がスクラム組んで
治療することもある。
血液内科医はやはり、カッコイイ。
呼吸器内科医からみても、そう思う。

Initial therapy of acute graft-versus-host disease with low-dose prednisone does not compromise patient outcomes.
Blood 113: 2888-94, 2009


背景:
 急性GVHDに対しては、プレドニゾロン換算で2mg/kgのステロイドが用いられる。

目的:
 低用量のステロイド(プレドニゾロン換算で1mg/kg )が予後悪化させないかどうかを
 調べるため。

方法:
 2000-2005年に移植を受け、 GVHDに対する初期治療として
 標準量ステロイド(n=386) あるいは、低用量ステロイド(n=347) を受けた
 733 例についてレトロスペクティブに検討。

結果:
 100 日までの平均プレドニゾン換算積算投与量は
 低用量ステロイド群、標準用量ステロイド群でそれぞれ44mg/kgと87mg/kg。
 調整後の予後は 2 群で有意な差は認めなかった。
 OSは(HR, 1.10; 95% CI, 0.9-1.4)であった。
 多変量解析において侵襲性真菌感染症のリスク(HR,0.59; 95%CI, 0.3-1.0)
 と入院期間 (HR, 0.62; 95% CI, 0.4-0.9) が低用量群で有意に減少した。
 
結論:
 低用量の糖質コルチコイドによる初期治療は Grade I/II のGVHD患者において、
 疾患のコントロールや死亡率に影響せず、ステロイドの毒性を減少できる。

by otowelt | 2009-04-18 22:48 | 内科一般

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