NSCLCへのpemetrexed/carboplatinはgemcitabine/carboplatinと同等のQOL、生存期間


個人的にも、心膜にゴリゴリadenocarcinomaがある患者さんに
CBDCA+MTAを使おうとしている。
中皮腫の可能性を頭の片隅に入れているのもあるが・・・。

Phase III study by the Norwegian Lung Cancer Study Group:pemetrexed plus carboplatin compared with gemcitabine plus carboplatin as first-line chemotherapy in advanced non-small-cell lung cancer.
JCO Early Release, published online ahead of print May 11 2009
Journal of Clinical Oncology, 10.1200/JCO.2008.20.9114


方法:
 進行非小細胞肺癌のファーストラインとして、
 pemetrexed/carboplatinを標準的レジメンと比較する第III相試験を実施。
 Stage IIIB~IV NSCLCでPS 0~2の患者を
 pemetrexed 500mg/m(2)+carboplatin AUC=5、day 1、3週毎または
 gemcitabine 1,000mg/m(2)、day 1、8+carboplatin AUC=5、day 1、3週毎
 に無作為に割りつけ、4サイクル投与した。プライマリエンドポイントは、
 最初の20週間における健康関連QOL(HRQoL)で、EORTCのQOL質問票C30
 および肺癌用の質問票LC13を用いて、全般的QOL、悪心・嘔吐、呼吸困難
 および疲労について評価した。セカンダリエンドポイントは全生存期間と毒性。

結果:
 2005年4月~2006年7月に436例を登録。
 ベースラインのQOL質問票のすべてに回答した患者(n=427)をHRQoLの
 解析対象とし、化学療法を1サイクル以上施行した患者(n=423)を
 毒性の解析対象とした。HRQoL質問票に対するコンプライアンスは87%。
 プライマリエンドポイントのHRQoLおよび全生存期間は2アーム間で有意差はなし
 (pemetrexed/carboplatin 7.3か月、gemcitabine/carboplatin 7.0か月;p=0.63)。 
 Gemcitabine/carboplatinアームではpemetrexed/carboplatinアームに比べて
 白血球減少(46%対23%;p<0.001)、好中球減少(51%対40%;p=0.024)、
 血小板減少(56%対24%;p<0.001)などgrade 3~4の血液毒性が多くみられた。
 Gemcitabine/carboplatinアームでは赤血球および血小板輸血を要した患者が
 多かったが、好中球減少を伴う感染および血小板減少性の出血の頻度は同等。
 Pemetrexed/carboplatinはgemcitabine/carboplatinと比較した場合、
 HRQoLと生存期間は同等だったが、血液毒性および支持療法必要性が少なかった。

結論:
 進行NSCLCにpemetrexed/carboplatinはgemcitabine/carboplatinと
 同等のQOL、生存期間であった。
 血液毒性が少ないのが利点。

by otowelt | 2009-06-22 23:29 | 肺癌・その他腫瘍

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