結核標準化学療法へのPNU-100480の追加効果

抗結核薬は抗菌活性の強弱と交差耐性の観点から3 種類に分類されることが多い。

① 殺菌作用を有するもの
 RFP、INH、aminoglycosides(SM、kanamycin:KM、amikacin:AMK、
 capreomycin:CPM)、ethioamides(ETH)、pyrazinamide (PZA)
② 弱い殺菌作用を有するもの
 fluoroquinolones(ofloxacin:OFLX、levofloxacin:LVFX など)
③ 静菌作用を有するもの
 ethambutol (EB)、cycloserine(CS)、para-amino-salicylic acid(PAS)

ザイボックス(リネゾリド)を代表とするオキサゾリジン系抗菌薬も
in vitro とin vivoで結核菌とMAC に対して抗菌活性を示すことが知られている。
  Antimicrob Agents Chemother 43: 1189~1191, 1999

そのため、サードラインに位置付けられている。
MDRTBの腎不全時なんかでは活躍できるか。

Addition of PNU-100480 to First-Line Drugs Shortens the Time Needed to Cure Murine Tuberculosis
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 180. pp. 371-376, (2009)


PNU-100480 はリネゾリドと同じく、オキサゾリジン系抗菌薬である。
抗結核薬としての試験がいくつか進行している。
AJRCCMに、標準治療にオキサゾリジンを加える論文があったので
ここに少し留意しておく。

by otowelt | 2009-08-15 11:29 | 抗酸菌感染症

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