AFOP(Acute Fibrinous and Organizing Pneumonia)

ALI/ARDSの話をするときに、最近よく耳にするようになったAFOP。
Beasleyらの報告が非常によくまとまっているので、ダウンロードをおすすめします。

Mary Beth Beasley, et al.
Acute Fibrinous and Organizing Pneumonia
A Histologic Pattern of Lung Injury and Possible Variant of Diffuse Alveolar Damage
Arch Pathol Lab Med. 2002;126:1064–1070


●AFOP(Acute Fibrinous and Organizing Pneumonia)とは
 Beasleyらが提唱した概念で、急性の肺病変でみられる肺障害の新しいパターンである。進行性の呼吸困難が主たる症状であり、咳・発熱・胸痛を伴う。しかしながら、AFOPについて書かれた論文は多くない。SARS、感染症(Haemophilus influenza、Acinetobacter)、膠原病、薬剤などが原因となる。基本的にはDADのバリアントと考えられている。
             Mod Pathol 2005; 18:1-10. 
 AFOPを疑う段階は、OPを画像上疑ったときであるが、病理学的に述べられる見解であるため、臨床と画像だけでは意味をなさない概念である。

●画像
 Beasleyらは15人のAFOPの画像上の特徴として"bilateral basilar infiltration"としている。基本的にはOPパターンであり、多発性、移動性、斑状、びまん性の陰影で、胸膜直下かつ両側性に広がる。Kobayashiらは、孤立性結節影とエアブロンコグラムパターンを報告している。
        J Thorac Imaging 2005, 20(4):291-293.

●組織像
 ALIの際にみられる病理組織パターンで、DAD・BOOP(OP)・EPパターンとは異なるもので、肺胞内フィブリン形成(fibrin ball)がみられる病理組織像。
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by otowelt | 2009-10-28 12:30 | びまん性肺疾患

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