敗血症性ショックにおける不適切抗菌薬使用は生存率下げる


septic shockにおける不適切抗菌薬使用についての論文。

アブストラクトを流し読みしただけなので、
統計学的に”●fold”というのが”●倍”でいいのかわからず、
5倍の生存率減少という意味がよくわからなかった。

Initiation of Inappropriate Antimicrobial Therapy Results in a Fivefold Reduction of Survival in Human Septic Shock
CHEST November 2009 vol. 136 no. 5 1237-1248


目的:
 私たちの研究の目的は、不適切な抗菌薬治療が
 敗血症患者における死亡率~退院に影響を与えているか
 どうかを検証することにある。

方法:
 初期抗菌薬治療が同定された病原微生物に対して適切におこなわれたか
 どうかをレトロスペクティブに5715人の敗血症性ショック患者で調査。

結果:
 80.1%で適切な初期治療がおこなわれ、全生存率は43.7%であった。
 適切におこなわれた群とそうでない群では、合併症の分布、病原微生物は
 それぞれ大きく異なっていた(p < 0.0001 )。
 survival ratesは、適切群で52.0%、不適切群で10.3%であった
 (OR 9.45; 95% CI, 7.74 to 11.54; p < 0.0001)。
 survivalを減少させる度合いとしては、pneumococcal infectionは
 2.3倍、菌血症では17.6倍であった。
 
結論:
 敗血症性ショックの患者における不適切な抗菌薬初期治療は20%の患者で
 みられ、これは5倍の生存率減少リスクをもたらす。

by otowelt | 2009-11-07 11:50 | 感染症全般

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