SSI予防はポピドンヨードよりもクロルヘキシジンの方が優れる


イソジンとガチンコバトルでヒビテンが勝った。

Chlorhexidine-Alcohol versus Povidone-Iodine for Surgical-Site Antisepsis

背景:
 皮膚は手術部位感染を引き起こす病原体の主要な発生部位であるため
 最適な術前皮膚消毒を行えば術後感染を減少させられる可能性がある。
 クロルヘキシジンアルコールによる術前皮膚消毒は
 ポビドンヨードに比べて感染防御能が高いと仮定。

方法:
 6病院で準清潔手術を受ける成人を術前の皮膚消毒処置として
 クロルヘキシジンアルコールを塗擦する群、ポビドンヨードを塗擦・塗布する群に
 無作為に割り付け。プライマリエンドポイントは、術後30日以内の全手術部位感染。
 セカンダリエンドポイントは、発生部位別の手術部位感染とした。

結果:
 849例(クロルヘキシジンアルコール群409例、ポビドンヨード群440例)をITT解析
 の対象とした。全手術部位感染率は、クロルヘキシジンアルコール群のほうが
 ポビドンヨード群より有意に低かった(9.5% 対 16.1%,P=0.004,
 相対リスク 0.59,95%CI 0.41~0.85)。クロルヘキシジンアルコールは
 ポビドンヨードに比べて、表層感染(4.2% 対 8.6%,P=0.008)
 深部感染(1% 対 3%,P=0.05)のいずれの防御にも有意であったが、
 臓器・体腔感染(4.4% 対 4.5%)の防御には有意差はみられなかった。
 30日間の追跡調査を完了した813例のper-protocol 解析でも同様の結果。

結論:
 準清潔手術後の手術部位感染予防において、クロルヘキシジンアルコールによる
 術前皮膚消毒はポビドンヨードより優れていた。

by otowelt | 2010-01-09 22:11 | 感染症全般

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