セカンドラインにおけるプラチナベース化学療法は有用かもしれない

正直なところ、肺癌化学療法を専門にやっている先生の中でも
セカンドラインにアリムタあるいはドセタキセル単剤を使わずに
白金製剤を使うことがあるのではないだろうか?

High response of second-line chemotherapy with pemetrexed or gemcitabine combined with carboplatin in patients with non-small-cell lung cancer experiencing progression following 6 months after concluding platinum-based chemotherapy.
Med Oncol 2010 Jan 5(Epub ahead of print)


背景:
Stage IV NSCLCに対するプラチナベースファーストラインの治療成績の
改善に伴い、より多数の患者でセカンドラインが考慮されるようになってきた。
プラチナベースのファーストライン終了後の無増悪期間は約10%の患者で
6ヵ月を超えており、これらの患者では2次治療における再度の
プラチナ製剤の投与が高い効果を示す。

方法および結果:
プラチナベース化学療法終了6ヵ月以降に増悪を来たした患者23例に対し
カルボプラチン+ゲムシタビンまたはペメトレキセド併用によるセカンドラインを
施行し、全例について2次治療開始後の全奏効率、無増悪生存期間(PFS)および
全生存期間(OS)を算出した。
ファーストライン後のPFS中央値は12.6ヵ月(95%CI 10.4-14.7ヵ月)であった。
23例中7例に部分奏効が得られ、全奏効率は30.4%(95%CI 11.6-49.0)。
セカンドライン開始後のPFS中央値は5.9ヵ月(95%CI 1-10.9ヵ月)、
OS中央値は12.5ヵ月(95%CI 3.5-21.5ヵ月)、1年生存率は
61.0%(95%CI 29.5-82.0)であった。

結論:
セカンドラインにおけるプラチナ併用療法は進行NSCLCとくに
ファーストライン後の無増悪期間が6ヵ月を超える患者で
一定の意義を有するものと考えられる。

by otowelt | 2010-02-11 16:16 | 肺癌・その他腫瘍

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