一般的な感染防止5項目の順守により、長期的にCRBSIを減少させる

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Sustaining reductions in catheter related bloodstream infections in Michigan intensive care units: observational study. BMJ. 2010 Feb 4;340:c309. doi: 10.1136/bmj.c309.

方法:
 ミシガン州にある67病院、103ユニットのICUで、
 介入の具体的な内容は、カテーテル関連血流感染症発生率を低下させるための
 エビデンスに基づいた5つの推奨項目
 (手洗いの実行、穿刺部の完全消毒、クロルヘキシジンによる皮膚消毒、
 大腿部を避ける、不必要なカテーテルの抜去
)を医療従事者に順守させる。
 感染率の測定とフィードバックが指示された。
 介入の継続期間中は、スタッフ・オリエンテーションで繰り返し介入内容の確認を
 行うよう求め、院内感染対策スタッフから感染率の月次データを回収し、
 関係者に報告を行った。
 プライマリエンドポイントは、継続期間(介入実施後19~36ヵ月)中、
 四半期ごとの1,000カテーテル・日当たりのカテーテル関連血流感染症発生率。

結果:
 103ユニットのうち90ユニット(87%)が参加し、継続期間中の集中治療期間は
 1,532ヵ月、30万310カテーテル・日分のデータが報告。
 カテーテル関連血流感染症発生率の平均値と中央値は、ベースラインでは
 7.7と2.7(四分位範囲0.6~4.8)だったものが、介入実施後16~18ヵ月には
 1.3と0(四分位範囲:0~2.4)、34~36ヵ月には
 1.1と0(四分位範囲:0.0~1.2)まで低下した。

 回帰分析の結果、介入実施後の血流感染症罹患率比は0~3ヵ月に
 0.68(95%CI:0.53~0.88)に、16~18ヵ月には0.38(95%CI:0.26~0.56)に、
 34~36ヵ月には0.34(95%CI:0.24~0.48)に低下。また、継続期間中の
 平均血流感染率は、最初の介入実施後18ヵ月以降は有意な変化なし。
 (-1%、95%CI:-9%~7%)。
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結論:
 一般的な感染防止5項目の順守により、長期的にCRBSIを減少させる。

by otowelt | 2010-03-14 10:34 | 感染症全般

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