ゾメタが骨転移のある肺癌患者で生存期間を延長(第2回ヨーロッパ肺癌会議)

ゾメタのエビデンスは一体どこにあるのか、まず復習したい。

・悪性腫瘍による高カルシウム血症患者におけるカルシウム降下作用
・固形癌骨転移による骨関連事象(病的骨折、骨病変に対する放射線治療、
 骨病変に対する外科的手術、脊髄圧迫)の軽減

               J.Clin.Oncl. 23(15),3314,2005 
               J.Clin.Oncl. 21(16),3150,2003 
               J.Natl.Cancer Inst. 94(19),1458,2002
 

第2回ヨーロッパ肺癌会議で注目を浴びたのは、
Rossella Calderoneらによる、ゾレドロン酸がOSを改善したという報告である。
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方法:
 骨転移のある肺癌患者のなかから、ゾレドロン酸の投与を受けていた49人と
 受けていなかった75人を選び、全生存期間を調べた。
 
結果:
 全員が標準的なプラチナ製剤ベースの化学療法を受けていた。
 OSの中央値は、ゾレドロン酸投与群が34週、非投与群が19週(p=0.01)。
 予後予測因子で調整後もそれぞれ34週と21週で、ゾレドロン酸投与群で
 生存期間が長い傾向が見られた(p=0.06)。

結論:
 症状のある骨転移患者には生存率の観点からもゾレドロン酸を投与すべき。

ディスカッション:
 OS延長が、ゾレドロン酸による化学療法の効果増強によるのか、それとも
 ゾレドロン酸が骨転移に作用した結果なのかは定かではない。
 骨転移のない肺癌患者にも生存利益があるかどうかは不明である。

by otowelt | 2010-05-10 13:14 | 肺癌・その他腫瘍

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