ED-SCLCにカルボプラチン+エトポシド+イリノテカン3剤併用療法が有効な可能性

Anticancer Drugs から、II相試験の報告。

Triplet combination of carboplatin, irinotecan, and etoposide in the first-line treatment of extensive small-cell lung cancer:a single-institution phase II study.
Anticancer Drugs 2010 Apr 8(Epub ahead of print)


背景:
 小細胞肺癌は進行が速く、ED-SCLC患者の生存期間中央値は
 10ヵ月未満である。本単施設II相試験の目的は、ED-SCLCに対する
 初回治療としてカルボプラチン+エトポシド+イリノテカンによる
 3剤併用療法の効果と忍容性を検討することである。

方法:
 ED-SCLCで化学療法歴のない患者、PS0~2の臓器機能が十分に
 保たれている症例を適格とした。治療は
 カルボプラチンAUC 5  day 1
 イリノテカン150mg/m(2)  day 2
 エトポシド75mg/m(2)  day 1、2、3
 を3週毎に6サイクル実施。

結果:
 54例を登録し、うち47例(87%)がPS 0~1。
 RRは75%で、54例中10例(18%)にCRがみられた。PFS中央値は
 8ヵ月(95%CI 6.6-8.9)、OS中央値は12ヵ月(95%CI 10.3-13.9)。
 Grade 3~4の好中球減少が9例(16.7%)に認められ、1例(1.9%)に
 grade 3の血小板減少がみられた。毒性による死亡例が2例報告(3.7%)。
 
結論:
 予後不良のED-SCLC患者において、
 カルボプラチン+イリノテカン+エトポシド3剤併用療法は有効で忍容性も良好。

by otowelt | 2010-05-19 05:28 | 肺癌・その他腫瘍

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