ASCO 2010速報:DOC+TS-1は既治療NSCLC患者に有効(NJLCG 0701)

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せっかくなので、日本のNJLCG 0701のASCO2010での報告。

Final results of a phase II trial of S-1 with biweekly docetaxel for non-small cell lung cancer previously treated with platinum-based chemotherapy (NJLCG0701).

背景:
 進行NSCLCに対する標準化学療法として、ファーストラインでは
 ドセタキセルなどの第三世代抗癌剤とプラチナ製剤との2剤併用療法が、
 セカンドラインではドセタキセル単剤療法が、高いエビデンスで認められて
 いる。経口フッ化ピリミジン製剤のS-1は、単剤でNSCLC未治療例に対する
 有効性が確認されており、ドセタキセルとの相乗効果も認められている。

方法:
 対象は、1レジメンのプラチナ併用療法の治療歴のあるPS 0~1の進行
 NSCLC患者で、ドセタキセル(25mg/m2、day 1および15)、S-1
 (80mg/m2、day 1~14)を1サイクルとして4週間ごととした。
 プライマリエンドポントはRRであり、セカンダリエンドポイントは
 PFS、OS、有害事象発現とした。

結果:
 2007年2月~2008年9月に7施設から35例が登録、男性が23例(66%)
 PS 1が18例(51%)、年齢中央値は64歳。効果は、PR9例、SD 14例、
 PD 10例、評価不能 2例。全RR26%(95%CI:11-40%)、DCRは
 66%(95%CI: 50-81%)。PFS中央値は4.1ヵ月、OS中央値は16.2ヵ月、
 1年生存率は61%。多くの有害事象は軽症だった。

結論:
 ドセタキセル+TS-1は、既治療NSCLC患者に有効であり、
 リスク&ベネフィットのバランスにおける優越性を検証するため
 ドセタキセル単剤またはペメトレキセド単剤との比較試験が必要である。

by otowelt | 2010-06-09 08:02 | 肺癌・その他腫瘍

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