ASCO 2010速報:JCOG0204追試

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ASCO2010での、日本からの報告。個人的に興味のあるところだったので。

Five-year follow-up of pre-operative chemotherapy (Cx) of docetaxel with or without cisplatin for clinical (c-) stage IB/II non-small cell lung cancer (NSCLC): Report of a Japan Clinical Oncology Group Study (JCOG0204)

stage IB/IIのNSCLC患者に対する術前化学療法として、
シスプラチン+ドセタキセル(DC)療法とD療法を比較するランダム化
phase II相試験(JCOG 0204)の結果、プライマリエンドポイントである
1年無病生存期間(DFS)はDP療法群が78%と、D療法群の62%より優れていた。
このことは、過去にBJCで報告されている。
                        BJC2008;99:852-857

S9900試験(術前CBDCA+PTX療法群と手術単独群との比較試験)や
ChEST試験(術前CDDP+GEM療法群と手術単独群との比較試験)では
3~5年追跡後のPFSやOSが報告されているが、JCOG 0204において
短期で得られたDFSの差が、長期OSの結果を代替しているものか否かは不明
であったため、5年間の追跡結果がASCO2010で報告された。

結果、DFS曲線、OS曲線ともに、DP群は長期にわたってD群を上回っており、
短期で認められた差が維持されていることが示された。

ただ、いまの注目は術後補助化学療法なので
こういった術前化学療法に関してのスタディは今後難しくなるかもしれない。

by otowelt | 2010-06-09 22:35 | 肺癌・その他腫瘍

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