アメリカでのHPVワクチン接種率は3人に1人

Geographic Disparity, Area Poverty, and Human Papillomavirus Vaccination
American Journal of Preventive Medicine;38:5;525-533 (May 2010)


背景:
 ヒトパピローマウイルス(HPV)を予防するワクチンは
 子宮頸癌との強い関連がみられる4種類のHPV株を標的とするもので、
 2006年にFDAに承認された(Gardasilガーダシル、※日本は別製品が承認済)。
 今回の研究で、デラウェア、ニューヨーク、オクラホマ、ペンシルバニア、
 テキサスおよびウエストバージニアの6つの州で13~17歳の1709人の女性の
 HPVワクチン接種率を分析。

方法:
 データは、リスクファクターサーベイランスシステム(BRFSS)と呼ばれる
 全国的な電話調査により収集したもの。

結果:
 この調査ではHPVワクチンに関する部分は任意であり、回答に応じたのは
 6州にとどまった。この6州はアメリカの都市部と郊外、富裕層と貧困層、
 人種および民族構成をよく反映していると考えられた。
 合計34.4%の女性がワクチンを受けていた。
 人種によるワクチン接種率の差は認められなかった。
 高学歴の親をもつ女性はワクチン接種率が高かったが、
 世帯収入が多いほど接種率は低下した。富裕層では子供に
 ワクチンを一切受けさせない選択をする親が増えていた。

by otowelt | 2010-06-15 10:42 | 感染症全般

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