低IQの精神症状のない成人男性において自殺企図リスクは高い

スタディの人数がものすごい。

Psychosis alters association between IQ and future risk of attempted suicide: cohort study of 1 109 475 Swedish men
BMJ 2010;340:c2506


目的:
 成人におけるIQの測定と、その後の自殺企図の関連性を調べる。
 精神症状の役割を明らかにし、IQと自殺方法についての関連性を説明する。

デザイン:コホ-トスタディ

患者および方法:
 1109475人のスウェーデン人男性におけるIQ測定を成人早期に行い、
 平均24年間フォローした。 主要転帰項目は、自殺企図における入院。

結果:
 17736人(1.6%)が自殺企図によって最低でも1回入院した。
 年齢調整および社会的なステーテタスによる調整をおこなったところ、
 低いIQスコアは自殺企図のリスクを上昇させた。
 (HR per standard deviation decrease in IQ=1.57, 95%CI 1.54-1.60)
  すべてのIQにおいて段階的にリスクは増加 (P for trend<0.001)する。
 同様の経口がいかなる自殺方法においても認められた。
 個別解析で、IQと自殺企図の相関は、精神症状がない患者に限定されている。
 また、IQは精神症状がある患者では自殺企図に影響を与えないことがわかった。
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結論:
 IQスコアが低い場合、精神症状のない成人男性において自殺企図リスクを上昇。

by otowelt | 2010-06-18 23:57 | 内科一般

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