気管内チューブ温度測定は体温を反映する

Temperature monitored on the cuff surface of an endotracheal tube reflects body temperature
Crit Care Med 2010 Vol.38, No.7


目的:
 CPAの患者の治療において、軽度の低体温療法がおこなわれるとき
 簡単に体温が測定できることが望ましい。このスタディは、気管内チューブの
 温度が体温測定において正確かつ安全かどうかを検証したものである。

デザイン:観察コホート試験

セッティング:大学病院におけるER

患者:軽度の低体温療法をおこなったCPA蘇生患者

インターベンション:
 カフ表面に体温センサーのついた気管チューブを挿入。低体温療法中、
 体温は分ごどに記録された。これらのデータは、食道、血液の体温プローブと
 比較された。この後、気管内の観察がおこなわれ、粘膜損傷などがないか
 チェックされた。

結果:
 おおよそ1患者あたり2000ポイントの測定がおこなわれた。
 21人の患者で記録された。血液温との間の平均バイアスは、
 -0.16°C (limits of agreement-0.36°C to 0.04°C)。
 食道温との平均バイアスは-0.22°C (limits of agreement:-0.49°C to 0.07°C)。
 気管支粘膜損傷はこの気管温測定において認められなかった。
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結論:
 気管内チューブカフ表面の温度測定は、蘇生後低体温療法中の患者において
 体温を正確に反映しておりかつ安全と考えられる。

by otowelt | 2010-06-26 11:17 | 集中治療

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