縦隔stagingにEUS-FNAは有用

統計学的な解析はこういう手技に関してはあまり興味がないので割愛する。
感度が低いのは当たり前である。
EUS-FNAが縦隔鏡にとって代わるトレンドなのだということを
知る上ではいい論文だと思う。
そのうちERJとかCHESTとかにもまたチラホラ載るんだろうなぁと思った。

Transesophageal endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration for the mediastinal staging of extrathoracic tumors: a new perspective
Annals of Oncology 21: 1468–1471, 2010


背景:
 胸郭外の腫瘍はしばしば縦隔に転移する。
 縦隔鏡はその診断においてスタンダードであるが、
 侵襲性が高く全身麻酔を必要とする上、コストもかかる。
 この経食道超音波ガイド下吸引針生検(EUS-FNA)は、肺癌の病期診断の上で
 外科的な生検に代替可能であるかもしれない。

患者および方法:
 縦隔への転移がCTあるいはPETで確認された患者を連続して登録し、
 EUS-FNAを施行した。

結果:
 胸郭外悪性腫瘍のある75人の患者(過去に61人が悪性と診断、14人が今回悪性と診断)
 を登録。EUS-FNAにより、43人(57%)が悪性と診断された。
 (胸郭外腫瘍の転移が36人(48%)、肺癌が7人(9%))
 感度、特異度、精度、NPVはそれぞれ86%, 100%, 91%, 72%であった。
 ↓PAを刺しそうでコワイのは、EBUS-TBNA以上である気がする。
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結論:
 EUS-FNAは、最小限の侵襲性でもって
 縦隔のスタージングの評価が可能と考えられる。

by otowelt | 2010-07-25 23:30 | 肺癌・その他腫瘍

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