weekly PTX/CBDCA+ conRTはstageIII NSCLCへの放射線化学療法として有用

2009年ASCOで報告されたWJTOG0105試験がJCOに採択されている。
この間岡山のシスドセの論文が載ったばかりなのだが…
Phase III trial comparing docetaxel and cisplatin combination chemotherapy with mitomycin, vindesine, and cisplatin combination chemotherapy with concurrent thoracic radiotherapy in locally advanced non-small-cell lung cancer: OLCSG 0007

Phase III study comparing second-and third-generation regimens with concurrent thoracic radiotherapy in patients with unresectable stage III non-small-cell lung cancer:West Japan Thoracic Oncology Group WJTOG0105.
J Clin Oncol 2010 Jul 12


背景:
 この第III相試験の目的は、切除不能stage III非小細胞肺癌(NSCLC)に対する
 第3世代化学療法との同時胸部放射線療法(TRT)を第2世代化学療法との
 同時TRTと比較することである。

方法:
 適格患者を次の3つの治療群に割りつけた。
 A群(対照群):
   マイトマイシン(8mg/m(2)、day 1)/
   ビンデシン(3mg/m(2)、day 1、8)/
   シスプラチン(80mg/m(2)、day 1)4サイクル+TRT 60Gy(1週間休止)
 B群:毎週イリノテカン(20mg/m(2))/カルボプラチン(AUC 2)6週間
   +TRT60Gy、引き続きイリノテカン(50mg/m(2)、day 1、8)/
   カルボプラチン(AUC 5、day 1)2コース
 C群:毎週パクリタキセル(40mg/m(2))/カルボプラチン(AUC 2)6週間
   +TRT 60Gy、引き続きパクリタキセル(200mg/m(2)、day 1)
   /カルボプラチン(AUC 5、day 1)2コース

結果:
 OS中央値はA群20.5ヵ月、B群19.8ヵ月、C群22.0ヵ月であった。
 また5年生存率はそれぞれ17.5%、17.8%、19.8%であった。OSは3群間で
 有意差はなかったが、試験群の対照群に対する非劣性の範囲には達しなかった。
 A群ではB、C群に比べgrade 3~4の好中球減少、発熱性好中球減少および
 消化管障害の発現頻度が有意に高かった(p<0.001)。
 B群ではA、C群に比べ化学療法の中断が多くみられた。
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結論:
 3群の中ではC群が同等の効果でより好ましい安全性を示し、
 局所進行切除不能NSCLC治療の標準的レジメンになりうる。

by otowelt | 2010-08-09 06:16 | 肺癌・その他腫瘍

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