ドキサプラムのエビデンス

ドキサプラムは、1964年にLunsfordらにより合成された。
                 J Med Chem 7:302-310,1964
ドキサプラム(ドプラム)は末梢性化学受容体を介した呼吸促進薬である。
                 Anesthesiology 1975; 42:559 –566

●新生児
無呼吸を呈した48時間以内の新生児には、ドキサプラムとメチルキサンチンは
同等の程度であった。
                 Cochrane Database Syst Rev 2000; :CD000075.
ただし、高血圧や痙攣などの副作用の観点から、積極的な使用はすすめられず、
持続投与が望ましい。
                 J Pediatr 1986; 109:138

●成人
添付文書には次のような記載がある。
慢性肺疾患による症状が感染などの誘因により急性に増悪し
さらに高度の低酸素血症と、高炭酸ガス血症(急性ハイパーカプニア)をきたす。
この急性増悪時には低酸素血症の改善のために酸素投与を行うが、
酸素吸入による低酸素刺激の消失により低換気を生じPaCO2が更に上昇する。
本剤はこの酸素治療下における低換気を防ぎ、PaCO2の上昇を予防する
ために用いる。

通常1.0~2.0㎎/㎏を点滴静注する。1日最大投与量は2.5gである。

成人に対しては、睡眠時無呼吸におけるクロスオーバーの試験で
4症例において、無呼吸時の酸素飽和度の低下や無呼吸の長さの減少が
認められたが、無呼吸の頻度自体は減らすことができなかった。
            Bull Eur Physiopathol Respir 1986 Mar-Apr;22(2):127-31.

by otowelt | 2010-09-02 22:00 | 呼吸器その他

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