severe sepsis/ septic shockにおいてEGDT施行率は低い

EDの略語の意味が書いていないのだが、
emergency departmentでよいのだろうか?

Factors Associated With Nonadherence to Early Goal-Directed Therapy in the ED
CHEST 2010; 138(3):551–558


背景:
 救急部におけるEGDTはsevere sepsisおよびseptic shock患者において死亡率を
 下げることが知られている。このスタディの目的は、
 救急部におけるEGDTが行われなかった要因を同定することである。

方法:
 これはEGDTが必要と考えられる患者を1施設で2005年から2007年まで
 340症例検証したコホート試験である。EGDTの妥当性については
 血清乳酸値が4 mmol/L 以上、収縮期血圧が輸液後90mmHg未満、
 EGDTは中心静脈カテーテル由来の中心静脈酸素飽和度に基づいて行われた。
 多変量ロジスティック回帰分析が使用された。

結果:
 EGDTは142人の患者(42%)でおこなわれなかった。また、EGDTが行われた患者
 においても43%の患者が完全にはEGDTをおこなえていなかった。
 内科医としてのレベルによってコンプライアンスが異なり0%から100%まで様々な
 施行率であった。年齢を経るとごにEGDTの施行率が減少していた。
 EGDTを施行しないことについて4つの独立危険因子がみられた。
 患者が女性であること( P=.001)、施行医が女性であること( P=.041)、
 the Severe Sepsis Serviceへの相談がないこと( P<.001)。
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結論:
 形式的なプロトコルがあったとしても、EGDTの施行率は低い。
 医師のレベルや施設によっておこなわれないリスクとなりうる。
 コンサルテーションサービスにEGDTについて問い合わせることは
 アドヒアランスを改善するためにも効果的な戦略と考えられる。

by otowelt | 2010-09-08 16:03 | 集中治療

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