吸入ステロイド+チオトロピウムは、吸入ステロイド+サルメテロールに非劣勢

呼吸器内科医必読。
喘息にスピリーバを使用できる時がくるかもしれない。
(COPD+喘息として使っていることもあるが…)
UPLIFT試験以降、スピリーバがノリノリだ。

Tiotropium Bromide Step-Up Therapy for Adults with Uncontrolled Asthma
September 19, 2010, NEJM


背景:
 LABA治療が、ステロイド吸入(ICS)しているコントロール不良喘息患者において
 症状を改善するが、他の代替療法が望まれる。

方法:
 3方法を用いた二重盲検/三重dummy交叉試験を210人の喘息患者で実施。
 以下のような3群とした。
 1.ICS+チオトロピウム
 2.ICS倍量:プライマリ優越性の比較
 3.ICS+LABA(サルメテロール):セカンダリ非劣性の比較

結果:
 チオトロピウム使用群において、倍量のICSに対し
 優越性アウトカムとして、PEFにおいて平均28.5L/minの差が出た。
 また、セカンダリアウトカムの多くで優越性がみられた。
 セカンダリアウトカムとしては以下の通り。
 夜のPEFで35.3L/min(P<0.001)、喘息コントロール日数平均差0.079 (P=0.01)、
 気管拡張剤使用前一秒量の平均差0.10 L/min (P=0.004)、daily symptom score
 -0.11点(P<0.001)。
 サルメテロール追加効果に比べて、非劣勢が証明された。
 
結論:
 吸入ステロイドにチオトロピウムを加えることは、呼吸機能検査をもとにした
 症状改善に効果があるものと考えられる。これは、サルメテロールの
 追加効果と同等である。

by otowelt | 2010-09-21 09:39 | 気管支喘息・COPD

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