重症疾患におけるCRP値は、ICU退室後の生存率に関連

CHESTから。

C-Reactive Protein Levels and Post-ICU Mortality in Nonsurgical Intensive Care Patients
CHEST October 2010 vol. 138 no. 4 856-862


背景:
 ICU患者において、重症疾患における急性炎症と長期死亡率の
 関連についてはデータはない。

方法:
 非外科手術のICU患者(入室24時間以上)において、退室まで生存していた
 症例をプロスペクティブに観察した。
 (人口)統計解析、慢性疾患、入院診断名、SASPIIスコア、ICU入室期間、
 ICU入室中最高CRP値(CRPmax)、ICU退室時CRP(CRPdis)が
 記録された。フォロアーップ期間は1.88±1.16年(range:0.5-4年)。

結果:
 765人の患者が登録した。
 158人(20.7%)がICU退室後0.62±0.88年以内に死亡。
 CRPmaxの第1、2四分位は、それより高位の四分位よりも
 生存率がよかった。(all P<.001)
 CRPdisは第1四分位において、他よりも生存率がよかった。(all P<.001)
 調整Cox比例ハザードモデルを用いると、CRPmaxおよびCRPdisは
 ICU退室後死亡率に独立して関連していた。(both P< .001)
 さらに、慢性疾患の数(P< .001)、年齢(P< .001)、SAPS IIスコア (P=.03)
 はCoxモデルにおいてICU退室後死亡率に関連していた。

結論:
 非外科手術ICU患者において、重症疾患におけるCRP値は
 ICU退室後の生存率に関連していた。

by otowelt | 2010-10-07 13:58 | 集中治療

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