ESMO2010:進行NSCLCにPan-HER阻害剤PF-299のファーストラインが有望

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肺癌治療のトピックの1つであるPan-HER阻害剤についての中国からの報告。

背景:
 PF-299はL858RやT790Mに、イレッサよりも抗腫瘍効果が高いことが
 過去に示されている。そのため、EGFR遺伝子変異患者における
 有望な薬剤として世界中の注目を浴びている。

方法:
 PF-299の試験対象は、never-light smokerで、アジア人あるいは
 K-ras wild typeの非アジア人、またはEGFR遺伝子変異があるNSCLC。
 条件として、治療歴のない腺癌患者(PS0-1)を登録した。
 この試験では、PF-299を30mgまたは45mg/日投与した。
 プライマリエンドポイントはPFS率。
 セカンダリエンドポイントはPFS、OS、RR、安全性とした。

結果:
 8施設から44人が登録。初回用量が30mg/日:14人、45mg/日:60人であった。
 アジア人が全体の62%で、非喫煙者は80%、EGFR遺伝子変異陽性は46%。
 71人におけるRRは42%(95%CI 31-55)、exon19欠失あるいはL858R+の
 患者27人ではRRが59%(95%CI 39-78)、EGFR変異陽性があった
 33人では55%(95%CI 36-72)でった。
 DCR(CR+PR+SD)は上記順にそれぞれ86%、96%、94%だった。
 PFS中央値は9.6カ月、4ヵ月のPFS率は全体で78%(95%CI 64-87)、
 exon19欠失あるいはL858R+の患者では96%(95%CI74-99)、EGFR変異患者
 全体では92%(95%CI 71-98)だった。6ヵ月のPFS率は上記順に
 それぞれ73%、90%、82%、9ヵ月のPFS率はそれぞれ62%、90%、82%。

結論:
 進行NSCLCにPan-HER阻害剤PF-299のファーストラインが有望である。

by otowelt | 2010-10-20 09:47 | 肺癌・その他腫瘍

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