ESMO2010:進行NSCLCに対する2nd-3rd lineにスニチニブ+エルロチニブはエルロチニブ単剤よりPFS延長

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背景:
 triple target therapyであるEGFR-VEGFR-PDGFRを
 達成するため、スニチニブとエルロチニブを併用することにより 
 進行NSCLCに対するセカンドラインあるいはサードラインの治療法
 の効果を評価する。

方法:
 対象は、化学療法を過去に1~2コース受けたことのある18歳以上の
 再発性NSCLC患者で、エルロチニブが妥当と判断された960人。
 スニチニブ+エルロチニブ併用群とエルロチニブ+プラセボ群に、
 480人ずつランダムに割り付け、スニチニブ37.5mg/日、
 エルロチニブ150mg/日の設定とした。プライマリエンドポイントはOSとした。

結果:
 OS中央値は、スニチニブ+エルロチニブ併用群で9.0ヵ月(95%CI 8.4-10.2)
 エルロチニブ+プラセボ群は8.5ヵ月(7.4-9.8)であり、差はなかった
 (HR 0.922、p=0.1388)。
 PFS中央値は、併用群で3.6ヵ月(3.00-3.70)、プラセボ群で2.0ヵ月
 (1.90-3.00)であり、併用群が有意によかった(HR 0.83、p=0.0023)。
 ORRは、併用群の10.8%に対してプラセボ群は6.9%であり、併用群がよかった。
 単変量CoxモデルでOSがよいと判断された予後因子は、
 ・never smoker
 ・女性
 ・アジア人
 ・ECOG PS 0
 ・転移数2以下
 ・non-SqCC
 であった。
 有害事象は、皮疹、下痢、食欲低下、疲労感などが併用群で多かった。

結論:
 進行NSCLCに対するセカンドラインあるいはサードラインにおける
 スニチニブ+エルロチニブはエルロチニブ単剤よりもPFSを延長

by otowelt | 2010-10-20 09:35 | 肺癌・その他腫瘍

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