NSCLCのN1切除症例で、LN転移比率が高いほど予後不良

Lymph node ratio as a prognostic factor in elderly patients with pathological N1 non-small cell lung cancer
Thorax 2011;66:287-293


背景:
 リンパ節(LN)転移は、非小細胞肺癌(NSCLC)の重要な予後予測因子
 である。しかしながら、N1におけるLN転移の広がりがどの程度予後に
 関連するかはわかっていない。

方法:
 the Surveillance, Epidemiology and End Results-Medicareデータベースを
 用いて1682人の切除N1-NSCLCを1992年から2005年まで検証。
 悪性所見が陽性のLNをカウントし、その陽性比率を3グループにわけた。
 LNR:≦0.15、0.16-0.5、>0.5。
 肺癌特異的生存率および、OSがKaplan-Meier曲線を用いて
 この3群間で比較された。LNRと生存の関連を
 Cox回帰分析を用いて評価した。

結果:
 肺癌特異的生存およびOSは、LNRが高い患者において
 低かった(p<0.0001 for both comparisons)。
 肺癌特異的生存の中央値は、LNR≦0.15で47ヶ月、
 0.16-0.5で37ヶ月、>0.5で21ヶ月であった。
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 結論:
 NSCLCのN1切除症例において、LN転移比率が高いほど
 予後不良となる。このスタディは、切除後再発の予測に重要な
 情報となるであろう。

by otowelt | 2011-04-11 06:34 | 肺癌・その他腫瘍

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