血清periostinレベルはIIPsにおける線維化と関連

感度と特異度の高いバイオマーカーの開発がさかんだが、
いまだ決定的なものは出ていない。
臨床的にはKL-6、SPあたりをよく使っている。

Periostin, a matrix protein, is a novel biomarker for idiopathic interstitial pneumonias
Eur Respir J 2011; 37: 1119–1127


背景:
 特発性間質性肺炎(IIPs)は、組織学的にいくつかに分類され
 usual interstitial pneumonia (UIP)、nonspecific interstitial
 pneumonia(NSIP)、cryptogenic organising pneumonia (COP)
 などがある。われわれは、マトリックスタンパクであるperiostinが
 IIPsの組織病理分類におけるバイオマーカーとして有用かどうか検証した。

方法:
 IIPsの組織型のそれぞれにおいて、免疫組織化学的解析をおこない
 血清periostinレベルを測定し、また血清periostinレベルと
 呼吸機能の関連についてidiopathic pulmonary fibrosis (IPF)患者で
 検証した。

結果:
 periostinは、UIPとfibrotic NSIPの患者において強く発現しており、
 cellular NSIPとCOPの患者において、正常肺と同様発現は弱かった。
 IPFにおける血清periostinレベルは、正常人やCOP患者よりも
 有意に高かった。さらに、IPFにおける血清periostinレベルは
 呼吸機能とも関連していた。
e0156318_1736635.jpg
結論:
 血清periostinレベルはIIPsにおける線維化と関連していると考えられ
 バイオマーカーとして有用である可能性が示唆される。

by otowelt | 2011-05-07 17:37 | びまん性肺疾患

<< ALK遺伝子スクリーニングを全... プライマリケア喘息患者において... >>