Leeuwenhoek's disease(横隔膜粗動)

AJRCCMのデザインがかわったのか、非常に見にくくなったと感じるのは
私だけだろうか?Case reportでLeeuwenhoek's disease(横隔膜粗動)
がビデオつきで紹介されていたが、不勉強のためこの病態を知らなかった。

van Leeuwenhoek's Disease
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2011; 183: 1434


横隔膜粗動は、顕微鏡で有名なLeeuwenhoekが本症に罹患したため
この病名がついたとされているが、報告例が少ない。
AJRCCMのビデオをみてわかる通り、非常に小刻みな横隔膜の痙攣が
みられ、これにより過換気症候群のような呼吸様式になっている。
本来の概念は、横隔膜が呼吸運動とは異なった高頻度の不随意運動を
反復する症候群であるが、1973年PhillipsとEldridgeは横隔膜以外の
吸気筋の不随意運動をも含む症例を報告し、やや概念としては広く
考えられているようである。
診断は、X線透視により非対称性の両側横隔膜の不規則な運動を観察する
ことで確定となる。
e0156318_8551129.jpg
吃逆とどう違うのか、と問われると
これらの詳しい概念を存じ上げないので明確な定義上の違いは
不明だが、映像を見る限りでは、この粗動はかなりの速度であり
吃逆とは性質を異にしているように思える。

by otowelt | 2011-05-20 06:49 | 呼吸器その他

<< 人工呼吸器関連気管炎(VAT)... 肺腺癌の分類変更:IASLC/... >>