ASCO2011:PROFILE 1005:前治療歴のある進行NSCLCに対するcrizotinibのphaseII試験

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Initial phase II results with crizotinib in advanced ALK-positive non-small cell lung cancer (NSCLC): PROFILE 1005.

方法および結果:
 136人の患者が登録されたphase II試験である。
 18歳以上のALK陽性で進行NSCLC患者のうち、白金系抗癌剤の治療が
 少なくとも1回無効であった患者を登録した。
 crizotinibは250mgを1日2回、毎日経口投与され、21日を1サイクルとした。
 年齢中央値は52歳で、男性が64人、女性が72人。非喫煙者が92人(67.6%)、
 既喫煙者が39人(28.7%)、現喫煙者が5人(3.7%)と、非喫煙者が多い。
 95.6%が腺癌であった。結果としては
 CR1人、PR67人、SD45人で、ORR51.1%(95%CI42.3-59.9)。
 DCRは、6週で85.0%(95%CI 77.7-90.6)、
 12週で73.7%(95%CI 65.3-80.9)。
 有害事象は、悪心(57.4%)、嘔吐(43.4%)、下痢(42.6%)、
 便秘(27.2%)といった消化器症状で、いずれもGrade1-2であった。
 視覚関連の有害事象も58.8%と多かったが、これもGrade1-2。
 Grade3以上有害事象は25.7%の患者でみられたが、ほとんどがトランスアミナーゼ
 の上昇であった。

結論:
 前治療歴のあるALK-rearranged NSCLC患者において
 crizotinibは効果、安全性ともに有望である。

by otowelt | 2011-06-07 15:35 | 肺癌・その他腫瘍

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