ASCO2011:タキサン関連神経症状の出現時間に複数のSNPが関連

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Genetic associations with taxane-induced neuropathy by a genome-wide association study (GWAS) in E5103.

背景:
 乳癌におけるE5103試験に登録した患者で解析をおこなった。
 合計2204人の患者での解析で、おそらくはSNPsが
 grade2-4の神経症状が出現するまでの時間に関連しているであろうとの
 仮説のもとでの検証である。

結果:
 合計613人が神経症状を発症した。
 神経症状を予測する有意な因子として、
 年齢(12.9% increase with each 10yrs; p=0.004)、
 African American race (HR=2.1; p=4.5 ×10^-11)、
 Six SNPs with MAF>5%(p<5×10^-7)があった。
 これらのSNPsは2遺伝子に存在していた:RWDD3 、TECTA。
 RWDD3におけるミスセンスSNPは15ヶ月後の神経症の尤度に関連。
 (27% for patients with homozygous wild-type, 40% for heterozygous,
 60% homozygous variant)。
 TECTA SNPも同様に15ヶ月後の神経症の尤度に関連
 (29% for homozygous wild-type, 32% for heterozygous,
  57% for homozygous variant)。
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結論:
 ゲノムワイドアプローチにより、パクリタキセル治療を受けた患者において
 神経症状が出現するまでの時間に、いくつかのSNPsが関連しているとわかった。
 これは、タキサン関連神経症に対するゲノム予測バイオマーカーとしては
 最初の報告である。

by otowelt | 2011-06-08 09:17 | 肺癌・その他腫瘍

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