ASCO2011:ALK陽性NSCLCにおいてcrizotinibはnaiive患者と比較してもOSは良好

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Impact of crizotinib on survival in patients with advanced, ALK-positive NSCLC compared with historical controls.

方法:
 crizotinibの大規模phase I試験の参加施設で
 セカンドライン治療を受けたもののcrizotinibは投与されなかった
 ALK陽性であるNSCLC患者(ALTコントロール)と、
 ALK陰性かつEGFR wild typeのNSCLC患者の両者を
 historical control groupとして再登録し、ALK陽性NSCLC患者の
 臨床アウトカムと比較。

結果:
 2nd-3rd治療としてcrizotinibを投与したALK陽性NSCLC患者
 30人(ALT-crizotinib arm)のOS中央値は到達しなかったものの、
 1年全生存率が70%、2年全生存率55%であった。
 ALTコントロール23人ではOS中央値が6ヶ月、1年生存率44%、
 2年生存率12%、wild type control125人においては
 OS中央値11ヶ月、1年生存率47%、2年生存率32%だった。
 OSについて、ALT-crizotinib armとALTコントロールarmを比較した
 HRは0.36(p=0.004)で、ALTコントロールとwild type controlを
 総合してALT-crizotinib armと比較した場合HRは0.49(p=0.02)で、
 すなわちALT-crizotinib armが有意によかったということになる。

結論:
 ALK陽性NSCLCにおいてcrizotinibは、historical controlである
 crizotinib-naiive患者よりもOSが高いことが証明された。

by otowelt | 2011-06-08 12:44 | 肺癌・その他腫瘍

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