ASCO2011:ALK阻害剤naiiveのALK陽性はOS不良

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Comparative analyses of overall survival of anaplastic lymphoma kinase (ALK)–positive advanced non-small cell lung cancer (NSCLC) patients who did not receive ALK inhibitors.

方法:
 Seoul National University Hospitalのデータベースから、
 2003年1月から2009年1月までのIIIB/IVのnon-SqであるNSCLC
 1100人を抽出。そのうち、EGFR変異がない患者、あるいは
 EGFR-TKIに無効である患者257を登録した。
 また、1100人からALK陽性か否かをFISH法により同定したところ、
 ALK阻害剤を投与されていないALK陽性患者が22人おり、これも登録。
 診断時年齢、性別、病期をマッチングし
 ALK陽性患者1人に対して、EGFR変異陽性患者2人、ALK/EGFR wild type
 患者2人を割りつけた。ALK阻害薬を投与された患者は一人もいない。
 ※レトロスペクティブ試験。

結果:
 診断時年齢の中央値はALK陽性群(22人)が47.9歳、EFGR陽性群(44人)
 が51.3歳、ALK/EGFR wild type群(44人)が52.4歳。
 1st line治療のRRは、それぞれ30.0%、28.1%、35.3%で、
 EGFR-TKIのRRは0%、80.0%、8.3%。
 OS中央値は、ALK陽性群が10.37ヶ月、EGFR変異陽性群が28.03ヶ月、
 wild type群が14.53ヶ月と、EGFR変異陽性群はALK陽性群に比べて
 OSが有意に長かった(p=0.012)。PFSについてはそれぞれ差がなかった。
 しかし、EGFR-TKIによるPFS中央値は1.37ヶ月、10.70ヶ月、2.03ヶ月で
 EGFR陽性群もwild type群もALK陽性群に比べて有意に延長した。

結論:
 ALK阻害剤naiiveのALK陽性はOS不良である。

by otowelt | 2011-06-08 12:55 | 肺癌・その他腫瘍

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