セカンドラインNSCLC治療:BeTa試験

Efficacy of bevacizumab plus erlotinib versus erlotinib alone in advanced non-small-cell lung cancer after failure of standard first-line chemotherapy (BeTa): a double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial.
Lancet 2011 May 28;377(9780):1846-54.


方法:
 BeTa studyは2005年6月~2008年4月に、12ヵ国177施設から登録された
 636例を対象に行われた。コンピュータシステムでランダムに、
 エルロチニブ+ベバシズマブ群(ベバシズマブ群:319例)ないしは
 エルロチニブ+プラセボ群(コントロール群:317例)に割り付け。
 割り付けは二重盲検とした。
 プライマリエンドポイントはOSとし、セカンダリエンドポイントは、
 PFS、PRR、安全性、有効性エンドポイントとの評価、
 生物マーカー解析が含まれた。

結果:
 OS中央値は、ベバシズマブ群9.3ヵ月(IQR:4.1~21.6)、
 コントロール群9.2ヵ月(IQR:3.8~20.2)と、群間差はみられなかった
 (HR 0.97、95%CI 0.80~1.18、p=0.7583)。
 PFSは、ベバシズマブ群3.4ヵ月(IQR:1.4~8.4)、
 コントロール群1.7ヵ月(IQR:1.3~4.1)であり、
 ベバシズマブ群のほうが長期であることが示された(HR0.62、
 95%CI 0.52~0.75)。
 重篤な有害事象は、ベバシズマブ群で42%(313例中130例)、
 コントロール群は36%(114/317例)でみられた。
 Grade5は、ベバシズマブ群で、動脈血栓塞栓症2例を含む20件(6%)、
 コントロール群では14件(4%)みられた。

結論:
 進行非小細胞肺癌のセカンドライン療法に対して
 エルロチニブ+ベバシズマブは全生存期間を延長しない。

by otowelt | 2011-06-09 18:23 | 肺癌・その他腫瘍

<< 酒の飲みすぎは肺炎のリスクだが... stageIIIのNSCLCに... >>