OPTIMAL試験:EGFR遺伝子陽性NSCLC患者においてelrotinibはファーストライン治療として妥当

OPTIMAL試験の結果がLancet Oncologyに掲載されていた。
呼吸器内科医としては、EURTAC試験とあわせて覚えておきたい。

Erlotinib versus chemotherapy as first-line treatment for patients with advanced EGFR mutation-positive non-small-cell lung cancer (OPTIMAL, CTONG-0802): a multicentre, open-label, randomised, phase 3 study
The Lancet Oncology, Early Online Publication, 22 July 2011


方法:
 中国22施設による第III相試験。
 18歳以上の患者でIIIBあるいはIV期のNSCLCを対象におこなわれたが
 条件としてEGFR遺伝子変異(exon 19 deletion or exon 21 L858R
 point mutation)がある患者を登録した。
 1:1に割り付け、経口erlotinib (150 mg/day)あるいは
 gemcitabine+carboplatin(4サイクルまで)による化学療法の
 いずれかに登録した。
 プライマリエンドポイントはPFSとした。

結果:
 elrotinib83人、化学療法72人となった。
 PFS中央値はerlotinib治療で化学療法より長かった
 (13.1 [95% CI 10.58—16.53] vs 4.6 [4.21—5.42] ヶ月;
 HR 0.16, 95% CI 0.10—0.26; p<0.0001)。
 化学療法において、erlotinibよりgrade 3、4の毒性増加がみられた
 (好中球減少症30 [42%] /72、血小板減少29 [40%]/72)
 elrotinibによる最も多いgrade 3、4の毒性はALT上昇( (3[4%] / 83))
 皮疹など (2 [2%] /83)。化学療法は、治療関連の重篤な有害事象とも
 関連していた(10[14%]/72 vs 2[2%]/83).

結論:
 EGFR陽性のIIIB/IV期NSCLC患者において
 elrotinibは治療の第一選択肢となりうる。

by otowelt | 2011-07-22 09:24 | 肺癌・その他腫瘍

<< 呼吸機能検査の禁忌 粉塵曝露によって兵士に呼吸困難... >>