EGFR遺伝子変異陽性NSCLCに対して低用量ゲフィチニブは妥当かもしれない

ゲフィチニブよりもエルロチニブの方が気になるのは私だけだろうか。

Low-Dose Gefitinib Treatment for Patients with Advanced Non-small Cell Lung Cancer Harboring Sensitive Epidermal Growth Factor Receptor Mutations
Journal of Thoracic Oncology: August 2011 - Volume 6 - Issue 8 - pp 1413-1417


背景:
 ゲフィチニブの投与スケジュールは、250mg錠を毎日服用することであるが、
 多くの患者は毒性のために減量を要する。
 しかしながら、低用量ゲフィチニブがEGFR遺伝子変異陽性のNSCLC患者
 において評価されたことはほとんどない。

方法:
 効果に対する事後比較post hoc comparisonを
 NEJ002試験において、減量したゲフィチニブ、通常量ゲフィチニブで行う。

結果:
 NEJ002試験におけるファーストラインでゲフィチニブを使用した
 114人の患者のうち、61 (54%)が用量変更なしにゲフィチニブを使用し
 53 (46%)が、毒性のため減量をおこなった。
 患者情報に関して両群とも差はみられなかった。
 低用量群においてPFSは、通常用量群よりもよい傾向にあった
 (PFS中央値 11.8 versus 9.9 months; p = 0.144)。
 OSに関しても、低用量の方がよかった
 (OS中央値 32.7 versus 25.3 months; p = 0.049).

結論:
 EGFR遺伝子変異陽性のNSCLCに対して低用量ゲフィチニブは
 通常用量ゲフィチニブに臨床的に非劣性であるかもしれない。

by otowelt | 2011-08-05 05:53 | 肺癌・その他腫瘍

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