院内設備の清掃は誰がおこなうべきか?

R.E. Anderson, et al. Cleanliness audit of clinical surfaces and equipment: who cleans what?
Journal of Hospital Infection Volume 78, Issue 3, 2011, Pages 178-181


背景:
 現ガイドラインは、病院の設備の定期的な清掃を推奨している。
 外科部門における物品について、使用者、手指の接触頻度、
 清掃責任者、有機物質汚染レベルを観察。設備の清浄度について
 Hygiena® ATP システムを用いて3回ずつ測定し、
 100相対発光量(RLU)をbenchmarkとして評価。
 
方法:
 評価対象は44種類で、うち21は臨床補助員、
 5はハウスキーピング担当者、3は看護師、3は医師が清掃を行った。
 12は清掃責任者の指定がなかった。

結果:
 ハンドジェル容器、ベッドのコントローラ、血圧計のカフ、診療録など
 小型のものの100cm2あたりRLU幾何平均は60~550で、心電図、
 除細動器、救急カート、テーブルなどの大型のものでも80~540と同等。
 全表面における100cm2あたりRLU幾何平均は249、84%の物品
 (44中37)がbenchmark100 RLU を超えていた。
 医療従事者が清掃した89%と、清掃責任者が指定されていなかった92%
 がbenchmarkに到達しなかった。
 ハウスキーピング担当者が清掃した表面の平均 log10 RLU は、
 臨床補助員が清掃した表面と比較して64%低かった(95%CI35%~80%、
 P = 0.019)。

結論:
 清掃責任者を指定しつつ職員に対する教育を実施するとともに、
 臨床設備の清掃方法の評価を行う必要がある。

by otowelt | 2011-09-27 06:41 | 感染症全般

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