オンブレス発売から2週間

当院ではまだ使用していないが、
外来でCOPDに対してオンブレスを使用している患者が現れ始めた。
そろそろ発売2週間目あたりだろうか。

ご存知と思うが、オンブレスは新しいLABAである。
(インダカテロールマレイン酸塩(オンブレス吸入用カプセル150μg))

薬理学的な分類としては、サルメテロール吸入製剤(セレベント)と同様だが
サルメテロールが1日2回吸入が基本となるのに対して、
インダカテロールでは1日1回投与が可能な点が特徴である。
ブリーズヘラーという新しい言葉も出てきて、呼吸器内科医としては
”なんとかヘラー”という言葉を覚えるのに四苦八苦の毎日である。

臨床試験として知っておきたいのは以下のものである。

Donohue JF et al. Once-daily bronchodilators for chronic obstructive pulmonary disease: Indacaterol versus tiotropium. Am J Respir Crit Care Med. 2010; 182: 155-162

 インダカテロール150 or 300 μg、プラセボ、チオトロピウム18 μg
 をそれぞれ1日1回26週間続けた。
 1683人の患者が登録され、12週目のトラフFEV1はプラセボと比較して
 インダカテロールで両用量とも180 mL、チオトロピウムは140 mLの改善
 (all P<0.001 vs placebo)。症状やQOLの指標として、
 transition dyspnea index (TDI)も改善(1.00/1.18, P<0.001)し、
 SGRQ total scoreも減少(-3.3/-2.4, P<0.01)。

by otowelt | 2011-10-04 09:52 | 気管支喘息・COPD

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