血清PSP/regタンパクはVAPおよび続発性臓器不全の予後に関連
2011年 10月 06日
このPSP/regが特異的に上がるわけではないので
他のバイオマーカーも重症例ではそりゃあ狂うだろうと
個人的には思っている。
Lucas Boeck, et al.
Pancreatic Stone Protein
A Marker of Organ Failure and Outcome in Ventilator-Associated Pneumonia
CHEST 2011; 140(4):925–932
背景:
人工呼吸器関連肺炎(VAP)は、院内感染において
声明をおびやかす感染症として最もよくみられるものである。
院内肺炎における臨床転帰の悪さやヘルスケアコストは
世界的な問題であり、現時点では内科医は経験にもとづいて
転帰の良い患者と悪い患者を判別している。
しかしながら、将来的には予後予測因子によって医学的な決定が
可能になるかもしれない。
Pancreatic stone protein(PSP)/regタンパクは
炎症や感染に関連しており、重症化ナjにおける予後価値としては
まだ未知である。このパイロットスタディの目的は
VAPにおけるPSP/regの役割を検証することである。
方法:
101人の臨床的にVAPと診断された患者を登録した。
PSP/regはレトロスペクティブに凍結血清サンプルを用いて
行われた(VAP発症から7日ま出に採取されたもの)。
主要エンドポイントは、VAP発症後28日以内の死亡とした。
結果:
血清PSP/regは、VAPから続発した臓器不全に関連していた
(Spearman rank correlation coeffi cient 0.49 P<.001)。
VAP発症時のPSP/regレベルは、非生存者で高かった(n=20)。
(117.0 ng/mL[36.1-295.3] vs 36.3 ng/mL [21.0-124.0] P=.011)。
死亡/生存を予測するROC下面積は、VAP発症時で0.69、
発症7日目で0.76であった。PSP/regレベルがVAP発症時に
24 ng/mLを下回る場合、生存の可能性が高く、
7日目に177 ng/mLを上回る場合予後不良であった。
結論:
血清PSP/regは、VAPの転帰と臓器不全に関連するバイオマーカーである。
他のバイオマーカーも重症例ではそりゃあ狂うだろうと
個人的には思っている。
Lucas Boeck, et al.
Pancreatic Stone Protein
A Marker of Organ Failure and Outcome in Ventilator-Associated Pneumonia
CHEST 2011; 140(4):925–932
背景:
人工呼吸器関連肺炎(VAP)は、院内感染において
声明をおびやかす感染症として最もよくみられるものである。
院内肺炎における臨床転帰の悪さやヘルスケアコストは
世界的な問題であり、現時点では内科医は経験にもとづいて
転帰の良い患者と悪い患者を判別している。
しかしながら、将来的には予後予測因子によって医学的な決定が
可能になるかもしれない。
Pancreatic stone protein(PSP)/regタンパクは
炎症や感染に関連しており、重症化ナjにおける予後価値としては
まだ未知である。このパイロットスタディの目的は
VAPにおけるPSP/regの役割を検証することである。
方法:
101人の臨床的にVAPと診断された患者を登録した。
PSP/regはレトロスペクティブに凍結血清サンプルを用いて
行われた(VAP発症から7日ま出に採取されたもの)。
主要エンドポイントは、VAP発症後28日以内の死亡とした。
結果:
血清PSP/regは、VAPから続発した臓器不全に関連していた
(Spearman rank correlation coeffi cient 0.49 P<.001)。
VAP発症時のPSP/regレベルは、非生存者で高かった(n=20)。
(117.0 ng/mL[36.1-295.3] vs 36.3 ng/mL [21.0-124.0] P=.011)。
死亡/生存を予測するROC下面積は、VAP発症時で0.69、
発症7日目で0.76であった。PSP/regレベルがVAP発症時に
24 ng/mLを下回る場合、生存の可能性が高く、
7日目に177 ng/mLを上回る場合予後不良であった。
結論:
血清PSP/regは、VAPの転帰と臓器不全に関連するバイオマーカーである。
by otowelt
| 2011-10-06 06:48
| 集中治療