制酸剤とCDIの関連性

CDIになったとき、再発予防のためには
PPIを中止すべきなのだろうか、といつも悩む。

Risk Factors Associated With Complications and Mortality in Patients With Clostridium difficile Infection
Clin Infect Dis. (2011) 53 (12): 1173-1178


背景:
 Clostridium difficile感染症(CDI)は、頻度・重症度ともに
 この10年間で増加している。調整可能な疾患重症度のリスクファクター
 を理解することは、臨床的に重要である。

方法:
 レトロスペクティブに485人の1歳から99歳までの患者をレビュー。
 (Naval Medical Center San Diego:2004年11月から2008年12月)
 われわれは、CDI合併症(巨大結腸症、外科手術、ICU滞在、死亡)と
 リスクファクターとの関連性を比較した。

結果:
 47人(9.8%)が1つ以上の合併症を有した。23人(4.7%)が死亡。
 われわれは、CDI合併症と以下のものの間に独立した相関性を同定した。
 制酸剤:OR, 2.4; 95%CI 1.2–4.79
 CDIによる入院:OR, 4.14; 95% CI, 2.17–7.92
 高齢:≥80 years; OR, 3.14; 95% CI, 1.46–6.73
 ステロイド使用:OR, 2.09; 95% CI, 1.01–4.35
 80歳以上の高齢(OR, 5.51; 95% CI, 2.25–13.49)と
 制酸剤(OR, 4.74; 95% CI, 1.57–14.37)は死亡リスクの増加と関連。

結論:
 制酸剤はCDI発症とその再発のリスクとなることを示唆している。

by otowelt | 2011-11-27 15:58 | 感染症全般

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