慢性心肺疾患と高齢は抜管失敗のリスクである

Thille, Arnaud W, et al.
Outcomes of extubation failure in medical intensive care unit patients
Critical Care Medicine: December 2011 - Volume 39 - Issue 12 - pp 2612-2618


目的:
 抜管失敗は、予後不良と関連しているが
 再挿管そのものと基礎疾患の重要性のおのおのの役割は
 まだよくわかっていない。われわれの目的は
 抜管失敗の影響、患者アウトカムを評価し、
 抜管失敗のリスクのリスクを同定することである。

デザイン:前向きの1年観察試験

セッティング:教育病院における13床のICU

患者:侵襲的な人工呼吸管理を要する連続した患者を
   退院あるいは死亡までスクリーニングした。

インターベンション:なし

結果:
 340人のうち168人が抜管を考慮され、26人(15%)が失敗した。
 26人のうち7人(27%)が肺炎を起こし13人(50%)が再挿管ののち死亡した。
 抜管が成功した患者と比べても、失敗した患者の基礎疾患重症度、
 人工呼吸機器装着期間、血液ガス分析結果に有意な差はみられなかった。
 年齢や基礎疾患の存在は、抜管失敗と関連した唯一の因子であり、
 抜管失敗率は65歳を超える慢性心肺疾患を有する患者において
 34%でみられ、それ以外の患者では9%であった(p < .01)。
 予定していあかった抜管は9%の患者でみられ、気管チューブ位置の
 不適切さがリスクファクターであった。予定されていようといまいと
 抜管失敗は、daily organ dysfunction scoreの有意な悪化と関連している。

結論:
 65歳を超える患者で慢性心肺疾患をもつ場合、抜管失敗と
 それから引き続く肺炎と死亡のリスクである。

by otowelt | 2011-12-03 19:56 | 集中治療

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