COPD急性増悪による死亡リスクは平日より週末の方が高い

週末の手薄な時期の重症入院は
スタッフのマンパワー不足によって
救命できないことがあるという論文。

R. Barba, et al.
The impact of weekends on outcome for acute exacerbations of COPD
Eur Respir J 2012; 39: 46–50


背景:
 病院内のスタッフィング(人員配置、業務体制)の違いは
 週のいつ入院したかによって、COPDの急性増悪を含めた患者アウトカム
 に影響をおよぼすかもしれない。
 このスタディは、週末入院が院内死亡率を高めるかどうか検証したものである。

方法:
 われわれは、289077人のCOPD急性増悪の臨床データを解析した。
 (スペイン、2006年-2007年)
 入院したのが週末かどうか、合併症、既往歴などさまざまな点を解析。

結果:
 試験期間において、35544人(12.4%)のCOPDで入院した患者死亡が
 確認された。週末入院は、院内死亡率の有意なリスクであり(12.9%)、
 平日入院(12.1%)よりも高かった(OR 1.07 (95% CI 1.04–1.10))。
 年齢、性別、合併症などによって補正しても、そのリスクは変化しなかった
 (OR 1.05(95% CI 1.02–1.08))。入院2日以内の死亡に限ると
 そのリスクはさらに週末群で上昇(OR 1.17 (95% CI 1.11–1.23))。

結論:
 COPD急性増悪による院内死亡は平日よりも週末に多くみられる。

by otowelt | 2012-01-01 11:29 | 気管支喘息・COPD

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