睡眠時無呼吸症候群に対するモダフィニル


 2011年11月25日、モダフィニル(モディオダール錠100㎎)
(diphenyl-methyl sulfinyl-2 acetamide)の適応に、
CPAP等による気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
が加わった。添付文書的には、CPAPを3ヵ月以上続けている状態であっても
改善しないものに対して用いる、と書かれている。

 モダフィニルは、ナルコレプシーに使用されている薬剤で、作用機序は不明。
視床下部における神経細胞の活性化、GABA遊離抑制作用、ヒスタミン遊離作用
などが確認されているが詳しくはわかっていない。
 副作用は、頭痛(21.5%)、口渇(11.7%)、不眠(9.1%)、動悸(5.8%)など。

 よく引用されるのが以下のCHESTの論文だと思う。


Schwartz JR,et al.
Modafinil as adjunct therapy for daytime sleepiness in obstructive sleep apnea: a 12-week, open-label study.
Chest. 2003 Dec;124(6):2192-9.


これは125人のOSAの患者に対するモダフィニルとプラセボのランダム化試験で、
12週間目でのESSやQOLなどを指標にしており、
この試験ではモダフィニルによるアウトカム改善が確認された。

by otowelt | 2012-01-06 17:43 | 呼吸器その他

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