CATはCOPD急性増悪後ステータスや呼吸リハビリテーションの反応性に有用

CATの存在は知っているが、皆さんは臨床で使用しているだろうか。
この筆頭著者はCATの論文を結構(というかほとんど)書いている。
グラクソ・スミスクラインが主に援助している。
・Jones PW, et al. Development and first validation of the COPD Assessment Test . Eur Respir J 2009; 34: 648-54.
・Jones PW. et al. Improving the process and outcome of care in COPD: development of a standardised assessment tool. Prim Care Resp J 2009; 18 (3): 208-15.




CHESTのpublished before printから、CATの新しい論文。

Paul W. Jones, et al.
Tests of the Responsiveness of the Chronic Obstructive Pulmonary Disease (COPD) Assessment TestTM (CAT) Following Acute Exacerbation and Pulmonary Rehabilitation
CHEST Published online before print January 26, 2012, doi: 10.1378/chest.11-0309


背景:
 COPDアセスメントテストTM(CAT)は
 8項目の質問によりCOPDの状態が患者の健康と日常生活に
 どの様な影響を与えているかを把握するためのツールである。

方法: 
 Study 1では、 COPD急性増悪の状況にある67人の患者の健康状態
 における反応性の変化を観察した(Days 1-14)。
 Study 2では、呼吸リハビリテーションを行っている64人の患者において
 反応性を観察した(Days 1-42)。CATとアウトカムの相関性を調べた。

結果:
 Study 1では、平均CATの14日目での改善は–1.4 units ± 5.3(p=0.03)
 であった。臨床医がこの患者は反応性ありと判断した場合では
 スコアは–2.6 ± 4.4で、非反応性と判断した場合–0.2 ± 5.9であった。

 Study 2では、CATの改善平均スコアは–2.2 ± 5.3 (p=0.002)。
 変化の効果量(effect size)は–0.33であった。
 the Chronic Respiratory Questionnaire–Self Administered
 Standardized form (CRQ-SAS) domain scoresの変化効果量は
 –0.02 to 0.34であった。6分間歩行距離の変化は41 ± 55 mだった。
 CATとCRQ-SAS domain scoresはベースラインにおいて相関性があり
 (r = –0.54 to –0.69, p < 0.0001)、呼吸リハビリテーション後の変化
 においても相関性がみられた(r = –0.39 to –0.63, p < 0.01)。

 相関性は、Study 1においてCATとSGRQ間での変化ではあまり強くなく
 Study 2においては6分間歩行距離において同様であった(r<0.11)。

結論:
 これらの試験によりCATは急性増悪後ステータスや呼吸リハビリテーションに
 おける反応性として感受性が高いものと考えられる。

by otowelt | 2012-01-27 11:16 | 気管支喘息・COPD

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