ECIL-3メタアナリシス:β-Dグルカン連続2回陽性の有用性

面白そうだが、かなり気合いを入れて読まないと難しい。
後日余裕があったらしっかり読んでみよう。

Frederic Lamoth, et al
β-Glucan Antigenemia Assay for the Diagnosis of Invasive Fungal Infections in Patients With Hematological Malignancies: A Systematic Review and Meta-Analysis of Cohort Studies From the Third European Conference on Infections in Leukemia (ECIL-3)
Clinical Infectious Diseases 2012;54(5):633–43


背景:
 侵襲性真菌感染症(IFIs)は、血液悪性腫瘍患者における致死的合併症の
 1つであり、早期診断が望まれる。
 1,3-b-D-glucan (BG)は、多くの真菌の細胞壁を構成しており、
 IFIにおいて同定される。4つのBGアンチゲネミアアッセイが現在使われている
 (Fungitell, Fungitec-G, Wako, and Maruha)。このメタアナリシスでは
 Third European Conference on Infections in Leukemia (ECIL-3)
 により血液悪性腫瘍患者でのIFI診断のためのBGアッセイを解析する。
 ※Fungitell cutoff, 60–80 pg/mL; Fungitec-G cutoff, 20 pg/mL; Wako and Maruha cutoff, 11 pg/mL

方法:
 血液悪性腫瘍におけるIFIにおいて
 BGアンチゲネミアアッセイのパフォーマンスについて報告したスタディを組み込んだ。
 ※European Organization for Research and Treatment of Cancer and Mycoses Study Group criteria
 解析は、症例対照研究を除いたコホート試験でおこない、
 メタアナリシスは、通常のメタアナリシスプールと二変量解析によって施行。

結果:
 6のコホート試験が登録された。
 (1771の成人、414人のIFI(proven or probable))
 IFIにおけるBGアッセイの診断的パフォーマンスは連続2陽性の場合に
 いっそう高かった (診断的オッズ比:2連続陽性vs1回陽性
 111.8 [95%CI 38.6–324.1] vs 16.3 [95% CI, 6.5–40.8];
 heterogeneity index:2連続陽性vs1回陽性0% vs 72.6%)。
 2連続のBG測定は、感度・特異度は49.6%(95% CI, 34.0%–65.3%)、
 98.9% (95% CI, 97.4%–99.5%)であった。
 PPVないしNPVはIFI頻度10%において83.5%、94.6%であった。

結論:
 血液腫瘍におけるIFI診断精度はBGアッセイごとに同等であった。
 2回の連続したBGアンチゲネミアアッセイは高い特異度、PPV、NPVであった。

by otowelt | 2012-02-13 18:59 | 感染症全般

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