気管支鏡下肺容量減少療法の長期アウトカムは良好

外科的な容積減少療法よりも侵襲性が少ない点では
利点が大きいBLVR。

Federico Venuta, et al.
Long-term follow-up after bronchoscopic lung volume reduction in patients with emphysema
Eur Respir J 2012; 39: 1084–1089


背景および方法:
 気管支鏡下肺容量減少療法:Bronchoscopic lung volume reduction
 (BLVR)は気腫に対する画期的な治療法である。われわれは、BLVRを
 one-way valveによって施行し、これの長期アウトカムを評価した。

結果:
 40人の患者が片側BLVRを施行し、スタディに登録した。
 処置前の平均FEV1は0.88 L・s^-1 (23%)、TLCは7.45 L (121%)、
 胸腔内ガス容量は6 L (174%), 残気量は5.2 L (232%), 6分間歩行距離は
 286であった。全患者は酸素補給を必要とし、MRCは平均3.9であった。
 33人の患者が12ヶ月を超えてフォローアップされた(中央値32ヶ月)。
 37.5%の患者が葉間裂が確認できた。40%の患者がフォローアップ中死亡。
 3人は肺移植を受け、1人は外科的に肺容積減量をおこなった。
 酸素療法、FEV1, RV,6MWT、MRCスコアは統計学的に有意に改善がみられた
 (p<0.0001, p=0.004,p=0.03, p=0.003、p<0.0001)。

結論:
 BLVRは効果的かつ安全であり、長期間の改善効果がみられる。
 HRCTにおける葉間裂の可視は、予後良好因子である。

by otowelt | 2012-05-01 06:52 | 気管支喘息・COPD

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