ATS 2012:胸水中プロカルシトニンは肺炎随伴性胸水診断に有用かもしれない

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胸水中○○、というのは結構スタディが組みやすい上、予想通りのアウトカムになることが多い。

S.H. Lee, et al.
Diagnostic Value Of Procalcitonin In Differentiating Parapneumonic Effusion From Tuberculous Pleurisy Or Malignant Effusion
ATS 2012,


方法:
 60人の患者:肺炎随伴性胸水(n = 18);結核性胸膜炎(n = 25);悪性胸水(n = 17)において、胸水中プロカルシトニンおよび血清のプロカルシトニンを検査した。

結果:
 胸水中プロカルシトニンは肺炎随伴性胸水において、結核および悪性と比較すると有意に高かった(p < 0.001)。血清プロカルシトニンを用いた肺炎随伴性胸水診断の場合カットオフ値0.07 ng/mLで感度83.3%、特異度71.0%であった。胸水中プロカルシトニンのカットオフ値0.06 ng/mLで、感度83.3%、特異度69.1%であった。血清プロカルシトニンの方が診断精度は胸水より高く、ROC下面積は血清0.842、胸水0.784であった(p = 0.005)。

結論:
 血清および胸水中のプロカルシトニンはいずれも肺炎随伴性胸水と結核性胸膜炎、悪性胸水を鑑別する上で有用であると思われる。

by otowelt | 2012-05-25 11:36 | 感染症全般

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