結核性大動脈炎の1例

Mei-Mei Lin, et al.
Images in Cardiovascular Medicine: Tuberculous Aortitis
Intern Med 51: 1983-1985, 2012


 25歳の肺結核の女性が、結核治療中に二次性高血圧を起こして結核性大動脈炎をきたした1例がInternal Medicineに報告されていた。バイパスグラフトを用いて外科手術を受けている。大動脈狭窄のMRAが掲載されているが、できれば大動脈の病理所見もほしかった。

 結核性大動脈炎は、隣接組織からの直接浸潤や遠隔病巣からの血行性の機序が考えられているが、きわめてまれな結核の1つである。一般的には大動脈瘤のような形態をとり、重度の場合にはそれが穿孔することもある。胸部と腹部大動脈のいずれにも起こり得るとされている。
・Kontogiannis V, et al.Papulonecrotic tuberculide and stenosis of the abdominal aorta. Rheumatology (Oxford, England) 39: 205-208, 2000.
・Bukhary ZA, et al. Tuberculous aortitis. Ann Saudi Med 26: 56-58, 2006.

 症状としては高血圧がもっともよくみられるものである。これは腎動脈や大動脈の狭窄によるものである。
Gajaraj A, et al. Tuberculous aortoarteritis. Clin Radiol 32:461-466, 1981.

by otowelt | 2012-08-01 09:02 | 抗酸菌感染症

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