塩漬け肉の高用量摂取はCOPD入院のリスクを上昇させる

燻製か塩漬け肉か訳を迷ったが、生ハムのようなものを想像していただければよいと思う。ディスカッションにも述べられているが、亜硝酸(nitrites)が原因ではないかと考えられている。

Jordi de Batlle, et al.
Cured meat consumption increases risk of readmission in COPD patients
ERJ September 1, 2012 vol. 40 no. 3 555-560


背景:
 近年の試験では、塩漬け肉(cured meat)の摂取はCOPD発症のリスクであると考えられている(Am J Clin Nutr 2008; 87: 1002–1008.、Am J Epidemiol 2007; 166: 1438–1445.)。しかしながら、そのCOPD発生への潜在的影響については検証されていない。
 われわれは、COPD患者における塩漬け肉と再入院リスクの関連について調べた。

方法:
 2004年から2006年の間、274人のCOPD患者がCOPDで初回入院となった。彼らについて、塩漬け肉の食事摂取を過去2年間にわたって情報収集をおこない、2007年12月31日まで継続フォローアップした(中央期間2.6年)。
 塩漬け肉とCOPD入院の関連性を、パラメトリック回帰生存期間モデルを用いて検証した。

結果:
 平均年齢は68±8歳、93%が男性、42%が現喫煙者、気管支拡張薬吸入後の平均一秒量は予測値で53±16%、塩漬け肉摂取の中央量は23 g/dayであった。
 年齢、一秒量、総カロリー摂取量で調整した場合、塩漬け肉高用量摂取(中央値よりも多いもの)はCOPD再入院リスクを有意に上昇させた(補正HR 2.02, 95% CI 1.31–3.12; p=0.001)。
e0156318_2229402.jpg
結論:
 塩漬け肉の高用量摂取はCOPD患者の再入院リスクを上昇させる。将来的には健康的食事の効果のアセスメントが考慮されるべきかもしれない。

by otowelt | 2012-09-10 22:34 | 気管支喘息・COPD

<< 結核合併AIDSにおけるIRI... 肺動脈径は、COPD増悪のリスク因子 >>