サルコイドーシスの診断におけるEBUS-TBNAの迅速細胞診は有用

サルコイドーシスの診断におけるEBUS-TBNAの迅速細胞診の話題です。

Marshall L Plit, et al.
Rapid cytological analysis of endobronchial ultrasound-guided aspirates in sarcoidosis
ERJ November 22, 2012 erj01283-2012


背景:
 サルコイドーシスを疑われた患者に対するEBUS-TBNAの迅速細胞診:Rapid on site evaluation (ROSE)は、その最終的な診断との比較をされたことがない。

目的:
 サルコイドーシスを疑われた患者に対するEBUS-TBNAのROSEの診断精度を検証する。

方法:
 2010年7月から2011年7月までの間、プロスペクティブに2施設におけるEBUS-TBNA時のROSEののちに、TBLBや気管支内生検(EBB)を施行した。EBUS-TBNA時のROSEの診断精度が最終的な細胞診と比較された。TBLBや気管支内生検についても最終診断と比較された。
 EBUS-TBNAはすべて22G針で施行された。ROSEは、Diff Quik Stainにより典型的肉芽腫(epithelioid histiocytesで構成されるもの)があればサルコイドーシスの疑いとした。

結果:
 60症例のうち49例がサルコイドーシスであった。ROSEの感度・特異度は87.8%・91%であり、PPVは97.7%であった。最終的なセルブロックによる確定診断スライドとの併用では、感度・特異度は91.8%・100%まで上昇(PPVは100%)。
 サルコイドーシスの診断は、TBLBで67%、気管支内生検で29%が確定された。細胞診断士間や病理医間での観察者間一致はきわめて良好であった(細胞診断士:κ値0.91, 95% CI 0.80-1.0、病理医:κ値0.91, 95% CI 0.79-1.0)。
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結論:
 サルコイドーシスの診断におけるEBUS-TBNAのROSEは有用である。

by otowelt | 2012-11-25 17:15 | サルコイドーシス

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