クリスマスBMJ:運転中の注意力散漫は交通事故のリスクを上昇

クリスマスBMJです。意外にもまじめな内容です。

Christmas BMJ 2012
Cédric Galéra, et al.
Mind wandering and driving: responsibility case-control study
BMJ2012;345doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e8105(Published 13 December 2012)


目的:
 運転中の注意散漫(運転とは関係のないことを考えること)と自動車事故のリスクとの関連性を検証する。

デザイン:
 症例対照研究

セッティング:
 2010年4月から2011年8月におけるフランスの大学病院救急部。

参加者:
 955人の自動車事故を起こした運転手。

主要アウトカム:
 事故の原因としての、注意散漫、アルコール飲用者、精神科系薬剤使用、睡眠不足など。潜在的交絡因子として社会人口学的および事故の特徴がある。

結果:
 われわれは、453人(47%)の事故の責任のある参加者と502人(53%)の責任がない参加者に分類した。後者をコントロール群と設定した。
 集中力散漫は交通事故の原因と有意に関連していた(17% (事故の責任にあると考えられた運転手453人中78人が関連があったと回答) v 9% (事故の責任にないと考えられた運転手502人中43人が関連があったと回答); 補正オッズ比2.12, 95%信頼区間1.37 to 3.28)。
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結論:
 運転中の注意散漫は、視覚的、聴覚的認知力を分断することによって、運転手の環境情報の統合能力を阻害し、道路における安全性をおびやかす。

by otowelt | 2012-12-17 15:58 | その他

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