MRIで中枢性肺癌と無気肺の鑑別が可能

e0156318_1528968.jpg PET-CTはどこの施設にでも置いてあるわけではありませんので。

Yang RM, et al.
Differentiation of Central Lung Cancer from Atelectasis: Comparison of Diffusion-Weighted MRI with PET/CT.
PLoS One. 2013 Apr 4;8(4):e60279


目的:
 中枢性肺癌を無気肺と鑑別するためのMRIの拡散強調画像の有用性を検証する。

方法:
 中枢性肺癌と無気肺が胸部CTで鑑別困難である38人の連続肺癌患者(26人:男性、12人:女性、平均年齢49歳[28-71歳])を登録した。MRIは1.5テスラで、T1強調、T2強調、拡散強調画像を撮影できるものを用いた。

結果:
 38人全員で腫瘍と無気肺の区別が可能であったが、T2強調画像では9例で鑑別困難であった。T2強調画像と拡散強調画像の比較では、拡散強調画像では無気肺よりも中枢性肺癌でより信号雑音比 (signal-noise ratio)が高いことが示唆された。ADCマッピングでは、平均ADCは中枢性肺癌で有意に低かった(1.83±0.58 vs. 2.90±0.26 mm2/s, p<0.0001)。また、肺小細胞癌では、肺扁平上皮癌や肺腺癌よりも高いADC値であった(p<0.0001 for both)。
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結論:
 通常のMRIにおける拡散強調画像は、中枢性肺癌と無気肺を鑑別できる。これはPET-CT検査の代替としても有用であると考えられる。


by otowelt | 2013-04-24 10:27 | 肺癌・その他腫瘍

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